山下レディースクリニック
AHAについて
2009年6月4日
いつもこちらのサイトを参考にさせていただいています。
3月に一度凍結胚盤胞移植を行い化学流産(妊娠)に終わりました。
今後、再度、凍結胚盤胞移植を行う予定にしているのですが、
AHAを試してみてはどうかと主治医より提案されました。
移植には質の良い卵から順に使っているので、回数を重ねていくと卵の質も下がってきてしまうので・・・との話でした。
一方でAHAで良い結果を得られる方はかなり限定的だという話を聞いたことがあります。
私の場合、前回着床だけはした(しかかった?)ような状態なので、次回AHAをしてもあまり効果は望めないのでしょうか?
AHAを行うにあたり大きなデメリットがなければ試してみようかという気持ちもあるのですが・・・。
先生の病院ではどのような方にAHAをお奨めしていますか?年齢も35歳になりかなり焦っています。
ご意見をお聞かせいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
こちらのご質問には、山下LCの培養室長・岩山がお答えしますね。
AHAの効果が限定的になるのは、当院では、新鮮胚移植の場合であると認識しています。凍結融解胚移植の場合、透明帯が硬くなり胚盤胞の孵化が阻害されてしまうために着床率が低下することが、学術誌や学会等で多数報告されています。それらの理由から、当院では、融解後は全例にAHAを施行しています。
デメリットに関しては、AHAの方法や透明帯への穴の開け方などが考えられると思いますが、いずれも回避可能なものです。主治医に最良の方法を相談してみてください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
1年間通院して妊娠することができました。このクリニックに来て、自分以外にも悩んでいる人がたくさんいるんだなと分かり、先生やスタッフの方々の声かけで前向きに治療を受けることができました。病院に行くというより習い事に通う、そんな気持ちに切り替えると心の負担が軽くなりました。この1年は自分の成長にもつながりました。本当にあきらめなくてよかったです。
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