山下レディースクリニック
移植周期の違いについて
2009年8月1日
何度も回答頂きお世話になっております。
胚移植時のホルモン補充周期と自然周期のメリット・デメリットを出来れば詳しく教えて頂きたいのですが。
次回は6回目の移植で、年齢も43歳と高齢で卵子が最後になった事でこれで治療は終了します。
HRT2回、自然1回結果陰性でした。
通院しているところは、HRT標準で何度かしてもダメな場合に自然もためすそうです。
近々来院予定ですが主治医に『その時までに次はどちらでするか決めといて下さい』と言われてます。
私の場合排卵は分りやすく、ホルモン値問題なし。移植時内膜12〜16mm。
HRTで座薬一日9個入れてる時の方が着床期でPが9.6と基準値ギリギリで自然時座薬無しでE2が倍以上でPが1.5倍位でした。
私は座薬が苦手で、いくら奥深く入れても朝夕分は、いつもと言っていい位出てき、ひどい時は粘土状で殆んど出てくる事もありました。なので一日中座薬が出てこないか体勢も含め気になり、精神的に疲れます。
主治医は配慮して下さり自然時、座薬無しになりました。
なのでとても楽だったので、出来れば自然でしたいところですが、最後なのでそうも言ってられません。
長くなってしまいましたが、薬剤の料金、楽さは別にその他でのHRT周期と自然周期のメリット・デメリットをお教え願います。最後なので参考にして慎重に決めたいです。
よろしくお願い致します。
HRTの最大のメリットは、胚と子宮内膜の着床に最適なタイ ミングを厳密に合わせられるという点です。あらかじめ、胚移植日を決めることもできます。HRTのデメリットは、排卵が起こりませんので、本人の卵巣内に黄体ができず、黄体ホルモンはすべて薬剤に頼ることになるため、妊娠確認後も胎盤ができあがる頃まで長期間にわたって黄体補充が必要になるということでしょう。
自然周期のメッリトとデメリットは、その逆で、移植のタイミングを合わせるため、排卵日が近づいてきたら、頻繁に通院する必要があり、排卵の瞬間をとらえるのが難しいのがデメリット、黄体補充が軽くてすむという点がメリットでしょう。
当院では、基本的に、着床に有利なHRTをおすすめしていますが、『れい』さんが、月経周期が規則的な方で、自然周期のほうがホルモン値もよく、子宮内膜の状態もいいのであれば、自然周期という選択もあるでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
先が見えない不安だらけの中で、YLCに来て、未来ができました。皆さん親切で、とても安心できました。諦めずに通って、本当に良かったです。まさか自分が…という思いから早3年、続ける事は大切だと実感しました。山下先生のようなすばらしいDrに会えて良かったです。心から感謝しています。ありがとうございました。
©山下レディースクリニック