山下レディースクリニック
胚盤胞と移植後について
2010年3月27日
はじめまして。
初めて投稿させていただきます。
先日25日、地元のクリニックにて、胚盤胞を移植しました。
3つ採卵後、分割胚をひとつ凍結、その後2つの胚盤胞培養をしていただきましたが、ひとつは胚盤胞にまで育ちませんでしたので、5日目朝に初期胚盤胞になった卵をひとつ移植したのです。
2年前に35歳の時も胚盤胞を移植し、着床して1児を授かりました。その時の資料には、「拡張胚盤胞」とありました。
今回は、「胚盤胞」と書かれてあったのですが、移植に際して、また、着床率に関して、違いがあるのでしょうか?
また、この度、移植後は1歳児息子のお世話もあり、日常生活で特に気をつけようにも、抱っこしたり、追い回したり、と、安静にはしていられませんが、やはりこれも着床に影響しますか?
毎日毎食後デュファストンを2錠服用しています。
そのせいでしょうか?少し胸の張りがあります。
移植後の生活については、安静指示を出される医師もおられますが、私は普段どおりに過ごされてもかまわないと考えています。
胸の張りについては、妊娠の兆候の一つでもありますが、『まる』さんのお察し通り、デュファストンの影響だとも考えられ ますので、今の時点では何ともいえません。
胚に関するご質問は、当クリニックの胚培養室長・岩山がお答えいたしますね。
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「初期」や「拡張」といった言葉は、一般的には胚盤胞の発育の進行度を表しています。進行度から言うと「初期」→「拡張」と言う順序になりますので、前回の着床されたときの胚盤胞の方が発育が速かったということに なります。発育の進行度だけで考えると、「拡張」に比べると「初期」の胚盤 胞の方が着床率は低くなると思われますが、細胞の状態などそのほかの条件もありますので一概にはいえません。主治医に詳細をお聞きになってください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
気がつけば4年間山下先生はじめスタッフの方々に支えられ、流産を3回くり返しながらもあきらめずに通い続けて良かったと心から感謝しております。41歳でも授かるもんだなぁとしみじみ思います。本当に有難うございました。
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