山下レディースクリニック
胚盤胞について
2011年5月17日
こんにちは。
以前体外受精時の性別について質問させていただきました。
凍結精子を使用するのと新鮮精子を使用するのとで
違いがあるのかおききしたのですが、先生の回答で
【論文で、とくに胚盤胞移植を行うと男児の率が上がるとするものが発表されているようです】とお答えいただきましたが
疑問に思う点があるのでおしえてください。
XXかXY精子が受精した時点で性別は決まっているものだと個人的には思うのですが胚盤胞移植で男児の率があがるのは何故なのでしょうか?
おっしゃるとおり性別は受精の時点で決定しますので、仮に胚盤胞移植が男児の出生率を増やすとすれば、男児の胚特有の性質があり、結果に影響を与えていることになります。
確かにそのような論文発表がなされたことはありますが、一般的な捉え方として、X染色体を持った精子とY染色体を持った精子の比率が1対1である以上、ARTにおける妊娠であっても、男女比は自然妊娠の場合と同じで、ほぼ1対1と考えていただいていいと思います。当時もお答えしているようですが、当クリニックでもARTによる出生児に男女比の大きな差はありません。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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いつもプラスの言葉がけで励ましてくれた山下先生、そして優しく接していただいたスタッフの皆様のお陰で卒業する事が出来ました。不妊治療は家族の協力があっても不安で孤独を感じる時があります。そんな時は立ち止まってもいいと思います。自分のペースで少しずつ前進していって下さい。諦めなければ、思いは必ず叶います。諦めないで
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