卵に精子を授ける顕微授精（ＩＣＳＩ）のQ&A
顕微授精について
2008年2月13日
また質問させていただきます。男性不妊のため顕微授精でないと難しいと言われ、先日顕微授精の説明を聞きに行ってきました。
注射による副作用やOHSSなどの話を聞くとやはり怖くてなかなか顕微授精を受ける決心がつきません。女性側に問題がなくても負担がかかるのは女性なんですよね。どのように気持ちを持っていったらよいのでしょうか？
まずはご主人と、赤ちゃんを持つことについて、よく話し合ってみてください。男性不妊の場合は、女性ばかりに負担がかかることをたいへん心苦しく、肩身が狭く思われるご主人が多いものです。『未央』さんは、副作用が怖く、二の足を踏まれているのですね。その気持ちをご主人に伝えてみましたか？ 相手を気遣うことは大切ですが、不妊治療において勝手な憶測は禁物。しっかりと自分の思いを伝え、話し合い、理解し合うことが重要です。不妊原因がどちらにあるかではなく、あくまでも「二人のために、二人の赤ちゃんを二人で迎えに行く」、そういう思いがなければ乗り越えがたい道のりなのです。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下レディースクリニック 卒業生からのメッセージ
このたび2人めを授かることができました。1人めも山下先生にお世話になり 本当に感謝しています。1人めはAIH1回目であっという間の卒業だったのが2人めはAIH6回でうまくいかず体外授精1回めで妊娠できました。AIHの時は毎回毎回生理が来るんじゃないかと不安で不安でリセットするとまた次は絶対！という希望とまたダメだったらどうしよう…という気持ちで本当に辛かったです。1周期も無駄にしたくなくて6回めのチャレンジの前に体外の説明を聞いてすぐにステップアップを決めた時の自分はとても前向きだったなと思います。これから子育てでいろいろ悩むことがあるかもしれませんが、治療中にこれはきっと自分に必要な経験、人生に無駄なことなんて1つもないと思い続けて頑張ってきたことを忘れずに笑顔で成長していきたいと思います。最後に山下先生、clの皆様どうもありがとうございました。
