山下レディースクリニック
体外受精について
2008年6月2日
山下先生こんにちは。
原因不明不妊で体外受精を考えています。
自分なりに色々調べてみると、ロング法からが一般的なようですが、施設によって体外受精前周期にピルを服用してから点鼻薬していたりピルなしで点鼻したりと違いがあるのですが、それはどうしてなのでしょうか?
先生の所ではピルの服用はルーチンですか?
後、初体外でも顕微授精と半々でお願いすることは可能でしょうか?
(受精障害に対する不安が強いため)
医師の考え方によって、卵巣刺激のファーストチョイスには違いがあ ります。現在当院では、アンタゴニスト法が主流となっております。前周期にピルを服用するのは、体外受精周期に前周期からの卵胞が残っていないようにするため、前周期に排卵が起こらないようにするのが目的です(残留卵胞が残って いると、その周期の卵の質に悪影響があるという報告が存在するためです)。
ピルを使用するか否かは、その方の状況を考慮して決めております。
なお採卵された卵が複数ある場合には、体外受精用と顕微授精用に卵 を分けて処置することは可能ですよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
治療期間中に感じた不安感や、精神的な苦痛は、自分の心の成長にもつながったと思っています。少数派の方の思いや痛みを分かる人間にもなったような気がします。あきらめず、前向きに考えて下さい!
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