体外受精（ＩＶＦ）などのＡＲＴ全般のQ&A
FSHが高い場合のIVFについて
2008年6月5日
初めまして。ぜひ先生のご意見を伺いたいと思いまして、書き込みいたしました。
5月に初めてのIVFをしました。卵巣嚢腫の開腹手術を3回行っていることから、卵巣機能の低下を指摘されています。FSHはD3で12〜15です。（現在31歳です）その為、クロミッドでのみ誘発を行い、D15には21ミリ×18ミリの卵胞が見られました。血液検査により、E2＝1079・LH＝44だったので翌日採卵ということで、お昼の11時にHCGを注射しました。
翌日の採卵では３つの卵胞があり、採卵してもらいましたが結果は卵子がとれませんでした。中身が空かはわからないと言われました。これは、HCGを打ってからの採卵が24時間未満だったことに関係していると思われますか？
また今月挑戦するつもりですが、主治医は注射しても多くの卵はできないはずだからクロミッドでこれからも考えたほうが良い、と提案してくれていますが、やはりFSHが高い場合、ショート法やロング法などは向かないのでしょうか？
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答いただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。
クロミフェンでの採卵の場合は、アゴニスト法やアンタゴニスト法のように完全にはＬＨサージを抑えることができません。したがって、このようなことが起こることがあります。ＬＨ：44はＬＨサージの起こりを意味すると思いますが、いつ起こりかけたかは不明です。ｈＣＧ投与後24時間での採卵は、結果的には適切でなかった可能性はあると思います。でもこれは仕方が無いことだと思いますし、今後もこの方法を続ける限り起こりうることだと思います。今後のことは、主治医とよく相談してください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下レディースクリニック 卒業生からのメッセージ
夢にみていた卒業をやっと叶えることができました。途中、流産したりと、くじけそうになり、ゴールの見えない治療が辛かった時期もあります。でも、先生やスタッフの方々に支えられて、ここまでくることができました。本当にありがとうございました。
