山下レディースクリニック
体外受精について
2008年8月11日
今回初めて体外受精をしました。卵もグレード1と3のものが採れ、内膜も12oだったため期待していましたがダメでした。着床しなかったということはやはり何か原因があるのでしょうか?排卵誘発方法が合ってなかった場合も失敗の原因になると読んだことがありますが、今回
HMG注射を8本打って大きくなった卵胞は3個だったので何か関係があるのでしょうか?
それとウォーキングは子宮環境を整えることに有効でしょうか?
今回、うまくいかなかった原因について正確には答えられるものは、おそらく誰もいないと思います。考え得る要因を取り除いたり、補ったりしながら、 試行錯誤してみる意外にはないでしょう。
まずは、今回は排卵誘発剤で卵巣を刺激した周期に戻しておられるようですので、 子宮内膜が着床にベストな状態になった時期と、胚が着床態勢を整えた時期にずれが生じていた可能性があります。今回移植しなかった胚は凍結保存されているので しょうか? そうであれば、次回は子宮内膜の状態が着床時期を 迎えたタイミングにあわせて胚を移植することができます。胚盤胞まで培養して戻すことができれば、より着床率はあがると考えます。
ウォーキングすることで、目に見えて子宮内膜が 厚くなるような効果は期待できないかもしれませんが(そもそも12mmあれば十分ですね)、骨盤内の血行がよくなることは、いろいろな意味で プラスだと思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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体外受精をすすめられた時は、正直ショックで悩んだり夫とケンカになったり・・・先が見えず不安でしたが決心して良かったです。山下先生はじめスタッフの皆様ありがとうございました。季節ごとに変わる待合室やトイレの装飾も楽しみでした!!
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