山下レディースクリニック
体外受精
2009年8月7日
私は現在31歳、不妊治療1年半、AIHを6回やりダメでした。
精子には全く異常がなく、抗体検査も大丈夫だったので、私側の原因だと思います。
そろそろ体外受精に進みたいと思っていますが、いくつか教えてください。
以前、HMGを使ったら多胞になってしまいHCGを打てない状態になりました。
クロミッドを2錠×5日間飲めば3−4個の卵胞ができますが、内膜は飲み・貼り薬でようやく8ミリほど。
ゴナピュールを使った時は5回注射しても反応が悪く、周期26日目でようやく排卵といった感じでした。
体外受精の時はたくさん卵胞ができた方が良いと聞きますが、私のような場合、どの治療方法で卵胞を育てるのが体外受精をするのに適していますか?
また一般に採卵した周期ではなく、次の周期で卵を戻すことが多いですか?
体外受精をやってみて、はじめて受精障害が見つかることもあります。どちらに原因があるにせよ、不妊は二人の問題ですので、どうか負い目に感じないでくださいね。
さて『ミッキー』さんですが、経過をうかがう限り、多嚢胞性卵巣ぎみなのかも知れませんね。アンタゴニスト法であれば、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を回避できますので、まずはhMGを用いた刺激周期でチャレンジされるのがいいでしょう。
また良い胚ができた場合には、着床率をあげるということと、OHSSの重症化をさけるということの二つの意味から、刺激周期の新鮮胚移植を避け、凍結融解胚移植を目指されるのがいいと考えます。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
結婚6年で初めて赤ちゃんを授かることが出来ました。締めそうになった事もありましたが頑張って治療を続けて良かったです。遅い時間にもかかわらず丁寧に診察して下さった先生や看護婦さん、受付の方に感謝です。IVF3回目にしてやっと卒業出来たのでみなさんも希望を持って信じて頑張って下さい。
©山下レディースクリニック