山下レディースクリニック
次の体外受精に向けて
2010年1月8日
お返事ありがとうございます。
次の体外受精に向けて、どのような刺激方法が良いのかいろいろ調べているのですが、先生の意見を教えてください。
前回は周期2日目から点鼻薬
4日目からゴナピュール150×2Aを3日間→卵胞8.7ミリ
7日目からゴナピュール150×1Aを2日間→卵胞15.3ミリ
9日目からHMGフジセイヤク150×1Aを3日間→卵胞17ミリ
13日目に卵胞18.3でHCGを注射
15日目に採卵でした。
前にHMGフジセイヤク150×1Aを周期13日目から1日おきに3日間打ったところ、OHSS気味になりHCGは打ちませんでした。(結果うまく排卵せず)
ゴナピュール150×1Aを周期12日目から1日おきに6日打った時は、結局卵が育たず強制リセットになってしまいました。
HMGでは刺激が強すぎ、ゴナピュールだと心もとない感じです。
そこで
@毎日注射に通うのは時間・距離・お金がかかるため負担が大きいのですが、一般的に毎日注射しないと効果が薄れるのでしょうか?
Aクロミッドを使用すると5個ほど卵胞ができますが、点鼻薬は併用できないので止めた方がいいですか?
いつもクロミッドで20ミリ強になってからAIH、HCGを打っていましたが、翌々日に排卵チェックするので排卵のタイミングがピッタリだったかは判断できません。
金銭的に今回が最後の体外なので、悔いが残らない治療方法を選択したいと思っています。
ちなみに通っている病院ではアンタゴニスト製剤は使用していないようです。
以前にhMGを周期13日目から1日おきに3日注射されたところ、OHSS気味になったとのことですが、これはAIHやタイミング法の段階でのお話ですね。『だるま』さんは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の傾向があると言われたことはありますか?PCOSの方には、アンタゴニスト製剤の使用がOHSSを回避するという意味で、
もっとも有効だと考えますが、この選択肢がないのであればLH成分の入っていないFSH製剤で卵巣刺激をされるのがいいでしょう。
なお、排卵誘発剤は、やはり連日注射されるのがいいと思います。最近の不妊治療施設では、体外受精や顕微授精の卵巣刺激の注射は、自己注射を採用しているところも増えてきていますよ。
<ご注意>
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二人目がなかなか授らず、一人目も5才になり、今回で最後のチャレンジかなと思い治療した結果、妊娠出来ました。あきらめずに続けて良かったです。
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