山下レディースクリニック
体外受精について
2011年2月17日
友人で体外受精の末男の子を授かりそろそろ2人目がほしいそうで凍結保存しているそうです。
妊娠がゴールと思いきや育児は思いの外大変で男の子は体が弱くしょっちゅう病院通いし2人目も男の子の割合が高いのであれば正直躊躇したいと言っています。確かに私の周りで体外受精している友人数人や芸能人で不妊治療の末体外受精で出産された方は男の子が多いですが山下先生
の病院はどれぐらいの比率になりますか?
友人は恐らく体外受精の時にご主人の採取した精子を遠心分離機に
いれ処理し上部がXY(男の子)下部がXX(女の子)でその上部から
少量を取り出しシャーレの中に入れるから勢いのいいXY(男の子)が卵子にたどりつき受精するから男の子が多いんではないかと言ってました。
よくわからない専門用語でしたが顕微授精というのは培養士さんが選別するから女の子もありえると言ってましたが実際のところどうなのか事実を教えていただけますでしょうか。
不妊治療によらず、新生児の男女比は、一般的に男の子のほうが若干多くなっています。
当クリニックでの体外受精による出産では、男女比はほぼ同じです。遠心分離機による精子の処理で、男の子になるY精子と女の子になるX精子を完全に選別することはできません。確率の問題だと思います。
同様に、顕微授精では、おっしゃるように培養士が精子を選別しますが、どの精子が男の子になるか、女の子になるかはわかりません。もちろん、選んだ精子が女の子になる場合はありますが、こちらもやはり確率の問題だと思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
治療の間は、辛い事が多かったけど、その分大切な事に気付けました。今ここに私が生きている事さえ神秘的な事なんだと気付かせてもらい、命の尊さを子供が生まれる前に気付けたことも。当たり前に妊娠していれば、分からなかったこと、沢山×A素敵な事を教えてもらいました。山下先生はいつも笑顔で冷静で常に医療と真剣に向かい合い温かい中にも平常心で私達の不安を半減させ、希望を持たせるような診察をして下さいました。今、この瞬間にも治療に苦しんでいる方、行き詰まって途方にくれている方も沢山おられると思います。そんな方にもどうか、幸せなゴールが訪れますように…そして少しでも、今までの私の苦悩が皆さんの励みと希望になりますように…本当に心からお祈りいたします。
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