山下レディースクリニック
受精卵の成長がゆっくりめなのは
2009年3月8日
3611で質問したものです。丁寧にお答え頂きありがとうございます。
2回続けて流産した場合次の妊娠で出産する割合が60%のようですが残りの40%はどのような理由で難しいのでしょうか?
もし今回流産に至ってしまったら2回です。1回目は6週2日にタイノウが確認され7週2日に卵黄のうが確認され正常ならもう心拍が確認されているのに成長が遅かったように思います。結局タイノウのみでした。
今回ももしだめなら2回目ですが4週5日でHCGが200はないところ46でやはり受精卵が弱いのかなと思います。
もし今回残念な結果になってしまったら私の場合胎児の偶発的な染色体異常の可能性が高いのでしょうか。
もし残念な結果になってしまったら次回は体外受精にステップアップ
する予定ですが体外受精の流産率が通常の妊娠に比べ高いのですが
大丈夫でしょうか?
体外受精してみて受精卵の育ちがゆっくりめなのがあるとすれば正常な
育ちがあるのを子宮内にいれ着床すれば今後流産は回避できるので
しょうか?
お忙しいところすみませんがご意見お願いいたします。
統計的に2度流産された方のうち約40%の方は、残念なが3度の妊娠も流産や子宮内胎児死亡に終わるといわれれています。つまり、その方々は不育症ということになります。不育症のほとんどは、原因不明なのです。
次回は、体外受精に進まれるということですが、少なくとも移植前までの分割スピードに関しては、チェックが可能になりますので、勢いよく分割していく胚を選ぶことは できるでしょう。
体外受精の流産率が高いのは、自然妊娠された方々の平均年齢にくらべて体外受精に進まれる方の平均年齢が高いことがもっとも影響していると考えます。体外受精という手技の影響ではありませんので、どうぞご心配なく。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
2人目不妊でお世話になりました。3ヵ月の通院、1回の採卵、IVFで無事妊娠することができ、とてもスムーズにいきました。先生、スタッフの皆さまが、優しく精神的にも安定していられたのも成功の要因だと思います。がんばりすぎずに、がんばって下さい。
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