山下レディースクリニック
プロゲストン注射
2010年3月3日
はじめまして。
2人目が育たず悩んでいました。
1人目出産2年後に妊娠
しかし11週で繋留流産
次に7週で繋留流産になりました。
その後西宮の不妊治療の病院で調べてもらい
甲状腺が少し低いのでチラージンとサイレイトウを服用しながら
タイミングを合わせていました。
すると。今日やっと妊娠反応(陽性)が出ました。
まだ4週4日で尿検査のみでしたが
すぐに妊娠維持のためプロゲストンを注射させました。
でも、帰ってから調べてみると
黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係はいまだ確立されたものではないが、心臓・四肢等の先天異常児を出産した母親では、対照群に比して妊娠初期に黄体ホルモン剤又は黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた率に有意差があるとする疫学調査の結果が報告されている。
と書かれてあり、恐くて寝れません。
副作用の説明もありませんでした。
以前、薬を飲む事も不安でチラージンの時に尋ねると
怒りながら、そんな薬ならのませない!と強く言うので
先生へ質問出来なくなりました。
注射の時に何もわからなかったので看護婦さんに、
またお尻に注射することがあるのですか?と尋ねると
何度もうつこともありますと言われたので不安です。
大丈夫なのでしょうか?
通院中の病院で、一通りの不育検査をお受けになり、甲状腺機能低下症が見つかったのですね。この場合、甲状腺専門医と産科医の連携が大切になりますが、『チャッピー』さんの場合、不妊治療の担当医が甲状腺のほうもコントロールされているのですね。もしもご心配でしたら、甲状腺専門医のセカンドオピニオンを受けてみてもいいでしょう。
プロゲストンに関しては、2回続けての反復流産を経験されていますので、念のために黄体補充をされているのでしょう。甲状腺機能低下症は、黄体機能不全を引き起こすといわれています。このように不育治療や不妊治療においては、妊娠確認後も黄体補充が行われる ことがあります。少量の黄体ホルモン剤を短期間使う程度であれば、まず赤ちゃんへ の影響はないでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下先生、スタッフの皆様、本当に有難うございました。自己流だけで何もせず思い悩んでいた時期が長く今思えばもっと早くに治療していればと思いました。幸いにも1回目の体外受精で赤ちゃんを授かることも出来ました。先生の優しい、的確な説明と治療をしているという安心感が心身ともに大きくプラスしたように思えます。通院中の皆様にもお幸せがありますように。このクリニックにご縁があって本当に良かったです。
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