山下レディースクリニック
判定後の黄体ホルモン補充について
2005年5月10日
はじめまして。先生宜しくお願いします。
ロング法体外受精で(凍結受精卵移植ではございません)採卵から約三週間、判定薬陽性、胎嚢確認できました。
◎このころからは、HCG注射のみで、デュファストンやプロゲステロン注射の黄体ホルモン補充療法はあまり必要ないでしょうか?
◎補充しない場合、流産しやすくなるのでしょうか?
◎補充の有無で流産率にかなり差はありますか?
妊娠前の検査では黄体ホルモン分泌不全・黄体機能不全ではありませんでした。
できれば補充したくないと考えております。
体外受精後の黄体補充がいつまで必要なのかは、確立したものはありあませんが
点鼻薬中止後、必要なホルモンの分泌が戻るのに2,3週間かかるので
妊娠7週くらいまでは継続するような施設も多いのではないでしょうか。
補充するしないで、流産率がかわるというデータも変わらないというデータも両方あります。プロゲステロンやhCGはこの時期、もともと体内でどんどん産生されてくるものですから、あまり胎児への影響は心配しなくていいと思いますが。
<ご注意>
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