山下レディースクリニック
黄体ホルモンの補充について
2004年12月4日
はじめてメールさせていただきます。いつも参考にさせていただき心強く思っております。
私は、34才、結婚4年目、男性側の不妊理由(精子がかなり少ない)により、今回、顕微受精にチャレンジし、採卵の月はホルモン値が5000以上あったため、胚盤ほうまで持っていって凍結し、11月13日胚移植しました。その際、10月の生理(24日)の開始3日後からエストラーナ(シール)を貼り8日から、黄体ホルモンの注射を毎日打ちました。胚移植後もシールと黄体ホルモン補充の注射(確かプロゲステロン50)を毎日しています。今月22日に妊娠反応の陽性が出ましたが、5週初日に超音波検査をしたところ、ふくろは見えるがかなり小さい(2ミリ位)と言われ、本日、5週4日で3ミリに満たず、育つ可能性はほとんどないと言われてしまいました。明日以降の注射をやめるとおそらく流産するだろうといわれましたが、迷ったすえ、6週初日になる6日まで注射を打ち、様子を見ることにしました。前置きが長くなりましたが、4つ質問があります。
まず1点目はやはり、5週4日でこの大きさでは、育つ可能性はないでしょうか?もし先生でしたら、この時点でまだ黄体補充の注射をなさいますか?いつの時点までこのまま変わらなかったら、注射をやめる判断をなさいますか?
2点目は、黄体ホルモンの補充をして胚移植した場合、8週位まで補充を続けると読みましたが、それはやはり毎日必要とお考えですか?やめれば、流産しないはずのものも死んでしまうのでしょうか?
3点目は次回の胚移植(まだ凍結している受精卵があります)では、出来れば、移植前は、黄体ホルモンの補充をしないで、胚移植したいと考えています。今までの検査では、女性側には特に問題はないと言われ、排卵も自然でも起こります。ただ少し、周期が長く、40日周期くらいです。黄体ホルモンの補充をしないで自然周期で胚移植した場合、どのようなデメリットが考えられますか?
4点目は、もし黄体ホルモンの補充をしないで胚移植したとして、胚移植後は、黄体ホルモンの補充が必要と考えますか?
ものすごく長くなってしまって申し訳ありません。
今日は人生で一番大泣きしてしまいました。
凍結胚移植
せっかくの喜びが残念な結果に終わってしまいましたね。ご質問にお答えします。
1.難しいと思います。100%かどうかはわかりませんが。
2.補充周期であれば10週頃まで行います。そうでなければ心拍確認で終了いたします。
3.黄体機能不全が認められない方は必ずしも必要ないと思います。40日周期と排卵までが長い方は補充周期の方が有利かもしれませんが。
4.3の答えと同じです。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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