山下レディースクリニック
HCG投与について
2008年12月24日
初めて質問させて頂きます。
PCOと潜在性高プロのため、クロミッドによるタイミング治療をしています。
22日(月)の超音波検査にて「100%ではないけれどもしかしたら排卵したかもしれない。一応今晩タイミングを取ってください」と言われました。
その後体温が上がらないため、本日再度診察を受けたところ、
「22日に話したとおり、排卵したかどうかは解らない。でもまだ他に11ミリの卵胞があるので、HCGを注射して様子を見ましょう。今晩と明後日あたりにタイミングをとってください」と言われ注射を受けました。
先生に3つ教えていただきたいことがあるのですが・・・
1.もし22日の時点で排卵していた場合、本日のHCGによって再び別の卵胞が排卵することなどあるのでしょうか?
2.11ミリの時点でのHCG投与の場合、いつごろ排卵するものなのでしょうか?もっと成熟してからの投与であれば通常36時間後と聞きますが・・・、この段階での投与は早すぎませんか?メリット・デメリットはあるのでしょうか?
3.話は少しそれるのですが・・。排卵後にタイミングをとる場合、何時間以内なら受精可能でしょうか?
卵胞の寿命は24時間と聞きますが、受精可能時間はもっと短いと聞いた事があるのですが・・・。
先生、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、項目別にお答えしますね。
1.すでに排卵済みの場合は、hCGを注射しても再度ほかの卵胞が排卵するようなことはありません。まだ排卵していない可能性を考えて、念のために打たれたのではないでしょうか?
2. 本当に、卵胞の直径が11ミリだったとすれば、まだ 排卵可能な大きさではありませんので、hCGを注射しても排卵が促されることはないと考えます。このタイミングでのhCG注射は、排卵促進というよりは、むしろ 黄体を刺激して着床をアシストする目的ではないかと思われます。そのあたりのことは、主治医にご確認ください。
3. 卵子が受精可能なのは、排卵からせいぜい半日程度とお考えいただいたほうがいいでしょう。それに対して、精子のほうは女性の体内であれば条件さえよければ数日間は生きており、受精可能な期間も長いため、排卵直後よりは排卵直前に夫婦生活を持ち、卵子よりも先に精子を卵管膨大部に送り込んでおくようにしましょ う。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
私は二人目不妊で(上の子は9才です)二年お世話になりました。子宮奇形そして卵の数が少ないと知りショックでしたが山下先生をはじめスタッフの方々のおかげで今回は途中であきらめることなく通うことができ卒業できることができ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。皆さんもあきらめずに卒業されることを祈ってます。
©山下レディースクリニック