山下レディースクリニック
アンタゴニスト
2011年10月24日
クロミフェン剤を一日おきに一錠服用し、HCGした結果卵巣が腫れ腹水が溜まりました。卵は2個育ちました。
体外授精にする場合、アンタゴニスト法が最適と言われましたが、
連日のようにHMG等を注射する事を心配しています。
卵巣が腫れやすい体質の場合はリスクはかなりあるのでしょうか?
お話から推測して、多嚢胞性卵巣(PCO)の傾向がある方だろうと思われます。担当医がおっしゃるように、私も『くま』さんにはアンタゴニスト 法が良いと考えます。
卵胞がたくさん採れることは妊娠には有利ですが、腹水が溜まるOHSSの重症化は困りますよね。OHSSを悪化させるhCG投与や腫れている状態での妊娠を回避するため、採卵準備はhCGではなく点鼻薬(アンタゴニスト法ならば代替可能)、場合によっては新鮮胚移植を避けて受精卵の全凍結を試みられるといいでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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半年前に初めてYLCに来た時、「この病院なら妊娠できる気がする」と感じたのを思い出します。山下Dr.、看護師の皆さん、本当にありがとうございました。
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