山下レディースクリニック
HMG注射と HCG注射
2006年1月10日
お忙しいことろすみませんが、教えてください。
不妊治療を始めて1年になる者です。
2周期ほどクロミッドを服用してタイミング療法で
様子を見てきましたが、結果が出なかったので、
前周期からクロミッド+HMG注射+HMG注射の
タイミング療法に切り替えました。
今週期も同じ方法を取る予定でしたが、
周期11日目にして卵胞が26ミリにも成長していたため、
各注射を打たずに自然排卵させることにしました。
11日目でこんなに卵胞が成長したのは初めてです。
この時主治医の先生には、もうすぐ排卵するだろうと
言われたのですが、
あれから何日経っても高温になる気配がなく、
現在、低温のまま周期30日目を迎えてしまいました。
低温が続いているということは、今週期はまだ排卵されて
いないということですよね?
11日目で26ミリになった時に、主治医の先生が、
”前回の古い卵が排卵されずに残ってしまったのかな?”
とボソッと言われた言葉が気になっています。
実は、前周期、数回のHMG注射の後、
超音波等で排卵したことを確認しないまま
(先生がお忙しかったので)、
HCG注射を数回打ちました。
本来HCG注射は排卵後に打つものではないかと思うのですが、
もしこの時排卵していなかったとしたら、
排卵前にHCG注射を打っても大丈夫だったのでしょうか?
今周期の乱れは、前回の注射の打ち方に問題があったのでは
ないかと気になっています。
今後の治療のためにも、どうぞご意見を教えてください。
宜しくお願いします。
hCGの注射は、排卵させる目的でも使いますので、
卵胞が十分な大きさになれば、排卵前に注射するのは標準的な使いかたと思います。
注射でいくつか卵胞が育ったときなど特に、hCGをうっても排卵しそこなった卵が、次周期に残っていることはありえます。
今周期順調でないのは
前周期の誘発の仕方が原因であったといえるかもしれませんが、
間違ったやり方をしたからともいえないと思いますよ。
あなたにあっているやり方かどうかという問題ではないでしょうか。
<ご注意>
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40才目前になって始めた治療でした。厳しい話も聞き、いろいろと考える日々でしたが、先生やスタッフの方々に元気をもらい、治療を続けることができました。3年半過ぎて、もう最後になるかもと思った矢先のまさかの妊娠でした。感動でいっぱいです。
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