山下レディースクリニック
採卵前の体調不良について
2009年8月15日
お忙しい中、失礼致しますがご相談させて下さい。
ロング法にて体外受精、本日より9日・または10日後に採卵予定となっています。しかしこのような大事な時に風邪をひいてしまいました。風邪は8日頃から症状があり、市販の薬を2日分飲み、なかなか治らないもので、一昨日内科にかかり風邪薬と胃薬(PL顆粒・ファモチジンd錠)を5日分処方していただきました。
卵を育てる注射は昨日から連日で始まっています。採卵前にこのように薬を服用し、卵に何か悪い影響は出ないのでしょうか?
薬の服用のうえ体調も良くなく、今回の体外は見送ったほうがよいのでは、と大変悩んでいます。
また、注射はゴナピュール150単位2A×1となっていましたが、
これは強い刺激なのでしょうか。
お忙しい所恐縮ですが、宜しくお願い致します。
低温期に服用された風邪の諸症状に対する治療薬や今回服用された胃薬が、卵子に悪影響を与えることはありませんので、ご安心ください。(胃薬のドグマチール製剤は、プロラクチンの値を上げてしまい、排卵障害の原因となることがあります)。
ゴナピュールは、いわゆるhMG製剤で、体外受精ではポピュラーに使われているものです。300単位という投与量も、ごく一般的な量です。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
高齢ですが妊娠できました。あきらめなくてよかったです。
©山下レディースクリニック