山下レディースクリニック
採卵数を増やすには? 誘発方法の選択について
2010年8月5日
ピル(生理開始からマーべロン21を11日間、生理が止まらないのでさらにプラノバールを2週間)を内服で卵巣を休めてからアンタゴニスト法で採卵しました。
採卵数は6個と少なく凍結できた卵は1つです。来月凍結卵をホルモン補充周期で移植予定なのですが、結果次第ではもう一度採卵になります。
ピルで卵巣を休ませると卵の質や大きさを均一化するが採卵数は減ると聞きました。ホルモン補充周期もピル内服と同じような状態で排卵もしませんよね?
どうにか採卵数を増やし、質の良い卵を作りたいのですが、ホルモン補充周期で移植したすぐ次の周期で採卵すると採卵数はまた少ないのでしょうか?
移植の後1度排卵を見て卵巣は休ませずに次の周期で誘発する方が良いのでしょうか?
もう一度採卵になった場合の誘発方法も何が良いかわかりません。
ロング法の場合は移植後の生理から開始できますか?
ロング法を選んだ場合も移植直後の周期から開始するとピル内服と同じ効果で採卵数は減ってしまいますよね?
30歳です。卵管性不妊で体外受精になりました。
毎月排卵はありましたし、多のう胞ということもありません。
次回採卵にある場合、どのような方法が良いのか教えてください。
ピルを服用すると確かに採卵数は減る傾向にありますが、妊娠率を上げるためには、採卵数以上に質の良い卵子をつくることが重要です。ホルモン補充周期の次周期の採卵数も、残留卵胞が消える分、少なくなる可能性はありますが、それは本来、古い卵胞ですので、気になさらなくともいいと思います。
なお、採卵数は、個人の卵巣機能で決まってきますので、排卵を目指してリクルートされてくる卵胞の数を薬剤などで増やすことはできません。 少しでも多くの採卵を希望されるのであれば、月経周期3日目頃に超音波で確認できる卵胞数で実施周期を決めてみるのも一つの手です。
卵巣刺激の方法については、担当医とよくご相談ください。なお、ロング法は卵巣刺激を行う前周期からアゴニスト製剤でコントロールする必要がありますので、おのずとホルモン補充周期の次々周期の採卵になります。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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私は、結婚4年目の40歳の主婦です。40になってからの不妊治療でしたが、双角子宮やポリープが見つかり不安な毎日でした。そんな時、こちらの山下レディースクリニック山下先生を紹介されました。先生のお人柄や真摯な姿勢、スタッフのみなさんに勇気づけられました。比較的早くこの日を迎えることができたのは、先生の迷いのないステップアップのお勧めのおかげと主人ともども感謝しております。そんな私もたくさん悩み、泣いた日もあります。でも最後の最後まで、先生やご主人、自分を信じてよかったです。きっと赤ちゃんに伝わると思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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