山下レディースクリニック
凍結胚移植について
2009年2月20日
先日、新鮮胚盤胞移植が失敗に終わりました。
次回は2周期ほどあけて凍結胚盤胞を移植する予定ですが、自然周期かホルモン補充周期かどちらで移植するべきか迷っています。
もともとPCOで排卵しづらく、LHは高めです。
排卵が起こらない場合はホルモン補充周期を選択するのが普通だと思いますが、私はもともとLHが高めなのに、わざわざ自己ホルモンを止めてしまってまた補充することに疑問を感じています。
排卵が起こらない状態の方が常にLHが出ていて着床には適しているような気がするのですが、やはりそれでは不安定で妊娠しても維持できないものなのでしょうか?
LHが高くても排卵が起こらない時点で着床はしないのでしょうか?
まぎらわしいのですが、着床を後押しするのは、LH(黄体化ホ ルモン)ではなく、黄体ホルモン(プロゲステロン)です。ですから、LHのレベルが 高いことは、着床に有利ということではありません。おっしゃるとおり、排卵が順調に起こらなければ、いい黄体もできませんので、肝心な黄体機能にも不安が残ります。自然周期の場合、PCOSの方はいつ排卵が起こるかわかりにくいため、移植のタイミングを合わせるために、かなりの通院回数が必要になってしまうと思いますよ。排卵障害がある方には、子宮内膜をベストな状態に整えるためにも、ホルモン補充周期が適していると考えますがいかがでしょうか?
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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一人目に続き二人目もこちらで授かる事が出来ました。山下先生並びにスタッフの皆様 大変お世話になり、ありがとうございました。
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