山下レディースクリニック
凍結数について
2010年3月17日
はじめまして。
他院にて不妊治療をしておりますが、山下先生のご意見もお聞かせ願いたいと思い質問させていただきます。
今年39歳になります。主人もかなり年上です。
私には子宮筋腫があります。(かなり大きいものから小さいものまで数個)診断の結果、この筋腫が原因で不妊の可能性があり、妊娠しても流産の可能性が高いとのことでした。(過去に一度流産。)
精子の状態も良いとは言えないです。
筋腫については6月に核摘出手術予定です。
手術をすれば自然妊娠が出来るのではないかとも思いましたが、私の年齢のこともあり、手術前に体外受精及び顕微授精をしました。
ロング法にて採卵7個。体外受精3個(1個受精)。顕微授精4個(4個受精)。
結果、顕微授精分の初期胚1個、胚盤胞1個の合計2個を凍結しました。(G2)
2個凍結しましたが、筋腫の手術をし、半年後に移殖したとしても妊娠・出産まで直ぐに結果が出ないことも十分あると思います。
勿論2個凍結出来ただけでも嬉しいのですが・・・
2個だけでは少ないのでは?と言う不安もかなりあります。
この2個にかけるか、もしくは再度採卵し、もう少し凍結数を増やしてから手術をするか悩んでいます。
担当医はそれも一つの方法だし、2個にかけてみることもありだとおっしゃってます。
最終的には私達の判断となります。
手術延期をしてまでもう一度採卵する価値はあるのでしょうか?それともそうするべきでしょうか?
ちなみに次回は100%顕微授精になります。
年齢のこともありますし、少しずつ焦りも出てきています。
先生のご意見宜しくお願い致します。
たいへん難しい判断ですね。私も、『ケリー』さんの担当医と同じアドバイスしかできません。
凍結中の胚2個は、グレードもG2ですので充分妊娠も期待できるでしょう。ただ、『ケリー』さんのご年齢での卵子の質の低下は、けっしてゆるやかではありませんので、お二人目の赤ちゃんのことも考慮すれば、もう一度、顕微授精を受けておかれても無駄にはならないかもしれないですね。奥さまがご高齢になることで、一見、胚の見た目のグレードは良くても、その胚が偶発的な染色体異常を持っているという確率も高率になっ てきていますので(つまり、着床しても流産してしまう率が高くなるのです)。子宮のほうは、加齢の影響をほとんど受けません。よく担当医と話 し合ってお決めください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
いよいよ卒業の日を迎えることができ、本当に嬉しいです。私は他院でのタイミング、2回のAIHを受け、YLCに転院し、4回のAIH、2回目のIVFで妊娠することができました。IVFにステップアップしてからは、肉体的にも金銭的にも負担があり、不安になることも沢山ありましたが、山下先生はとても相談しやすかったですし、スタッフの方々皆さんの温かさにもかなり助けられました。山下先生には本当に安心して全てを任せられる、そんな気持ちになりました。YLCに転院して本当に良かったです。不妊治療は先が見えず、心配や不安も沢山出てくると思いますが、山下先生を信じて皆さまも治療を頑張って下さい。それぞれの方に合ったタイミングで、授かれると思っています。今は産科に転院するのが(YLCに通わなくなるのが)寂しいです。本当にありがとうございました。
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