山下レディースクリニック
凍結胚盤胞移植時の方法
2010年5月15日
前回、初めてIVFをしました。
治療に関して無知なので、よろしくお願いします。
次回、凍結胚盤胞を移植します。
主治医に治療方法を聞いたところ、次の生理が来たら2週間後に受診し、排卵させるためにゴナトロピン1万単位注射して移植するだけだと言います。
移植時の子宮内膜の厚さ等が重要とネットで見たので、前回の移植時の厚さを聞いたのですが、診ていないと言われました(確かにエコーはしませんでした)
血液検査やエコーもほとんどないので、良い状態で移植出来ているのか不安です。
無知なので、こちらから何を希望すれば良いのかも解りません。
先生が凍結胚盤胞を移植される時、必要だと思う検査、または治療を教えて下さい。
ちなみに、生理は不順で、基礎体温は2層ですが高温期が1週間程です。
よろしくお願いします。
当クリニックでは、凍結融解胚移植を行う際には、ホルモン補充周期をおすすめするケースが多くなっております。子宮内膜を確実にきれいに整えるために、前周期にピルを服用し、翌周期のホルモン剤を用いた子宮内膜育てに備えています。この場合は、内膜の厚さが十分であればホルモン値はあまり気にしなくても問題ありません。
『ミサ』さんの場合は、お話から推察しますに、自然周期での移植を実施されているようですね。規則的に自然排卵があり、黄体機能に問題がなく、子宮内膜の厚さも十分ある方ならば、自然周期でも妊娠率は大きく変わらないと考えます。
『ミサ』さんを直接診察しておりませんので、断定はできませんが、採卵時の子宮内膜の厚さが十分であったので、あえて移植時に計測されなかったのかもしれませんね。高温期が短いのが気になりますが、排卵期に1万単位もhCG(ゴナドトロピン)を注射されているのであれば、黄体機能は十分後押しされているものと考えます。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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1年半、通わせて頂いた結果、妊娠することができました。こちらのクリニックに出会うことができて、本当に良かったと思います。先生はじめ、スタッフの皆様が、とてもいい方達ばかりで、全面的に信頼して、治療に専念できました。本当にありがとうございました。
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