山下レディースクリニック
凍結卵移植時のホルモン値について
2010年12月20日
先日はお返事ありがとうございました。
昨日排卵し、本日排卵後1日目の採血でE2が73、P4が3.8でした。内膜はD15で8.6mmだったのが本日6.8mmと言われました。
今後5日目胚盤胞を排卵後5日目(12/24)に移植予定なのですが、このホルモン値では薬でE2やP4を補充しないと着床は厳しいでしょうか?
病院からはルトラールとエストラーナを処方されたのですが、できるだけ自然な形で移植したいのでできれば使いたくありません(薬を使用すると陽性が出たあとも薬を続けなければならず、陰性だった場合もホルモン値の回復に時間がかかるためです)。
また排卵前の内膜より排卵後の内膜が薄くなることはあるのでしょうか?
医師の指示通りに治療するのが一番なのでしょうが、これまでの採卵・移植・AIH時の黄体ホルモン補充でホルモンバランスが大きく崩れ、自力で出るホルモンが弱くなっているので、薬に頼らず妊娠したいのですが・・・。
このホルモン値と子宮内膜の厚さだけで判断するならば、今周期の移植は見送られたほうがいいかもしれませんね。ホルモン補充周期であれば、子宮内膜の厚さが若干足りないと判断すれば、卵胞ホルモンの投与量や期間を調整することで微調整が可能です。 確かに、不妊治療によって、一時的なホルモンバランスの乱れが生じることはありますが、投薬治療によって下垂体や卵巣機能が落ちることはありません。せっかくの胚盤胞ですので、理想的な内膜環境で戻せるよう、今周期見送るか、薬剤を使うか担当医とよくご相談のうえ選択してください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
当初は人工受精だけを考えていました。しかし、こちらへ通っているうちに、色々な不安が除かれてきて、思いきって顕微受精に進みました。経過でも不安はありましたが、先生、看護師さん、事務の方、カウンセラー、皆さんで支えて下さり一つずつ乗り越える事が出来ました。そうして、安心出来たおかげで赤ちゃんを迎えることが出来たと思います。ありがとうございました。
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