山下レディースクリニック
凍結胚盤胞移植
2011年6月10日
凍結胚盤胞移植について2つ質問させてください。
@ 以前、ジュリナ・ルトラールを使用してのホルモン補充周期での移植が陰性となって以降、基礎体温がバラバラになり低温と高温の差がなくなってしまったのですが、ホルモン補充でのこのような薬の影響などで卵巣状態が悪化するような頻度はあるのでしょうか。生理周期が28日〜34日くらいのため、次回、ホルモン補充か自然周期での移植かを迷っています。
A 今周期にショート法での採卵をしたのですが、次回ホルモン補充で移植する場合は、採卵周期の翌周期は1周期は身体を休めて、翌々周期に凍結胚盤胞移植をする方がよりベターなのでしょうか。
凍結融解胚移植をホルモン補充周期(HRT)で行って以来、基礎体温上の低温相と高温相の温度差がなくなったと感じるとのことですが、HRTによる卵胞ホルモンと黄体ホルモンの使用が卵巣機能に悪影響を与えることはありませんよ。仮に基礎体温の2相の温度差が小さくなっていたとしても、血液検査によるホルモンの値が正常値で、超音波検査により卵胞の順調な成長と排卵が確認されているのであれば問題ないでしょう。
ホルモン補充周期での移植の方法は点鼻薬を併用する場合、併用しない場合など一律ではありません。主治医にベストな条件を相談しましょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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どんなに頑張っても、祈ってもかなわないこともあるんだと…うちのめされることもあると思うし、孤独感も感じることもあると思います。でも、やっぱり子供が欲しいと思うのであれば、出来る限りの努力や治療はすべきだと思います。自分の納得のいくまでやるべきことをし、後は結果を待ち、受け入れる。受け入れ難ければ、また後悔のないようにベストを尽くす。この病院で支えて下さる先生、スタッフの方の姿に励まされました。自分も苦しいけど応援し支えてくれる方々がいてくれることが何より心強く幸せだと思いました。
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