山下レディースクリニック
凍結胚盤胞移植時の黄体ホルモン値について
2011年11月10日
いつも拝見しております。
先日、胚移植を行ってきました。
ホルモン補充周期で膣座薬を使っていましたが、移植後になって、補充しているわりには数値が低いので、注射に通うように指示されました。
移植直前の値は、5.99とのことでした。
そもそも、この数値で移植したこと自体、よかったのでしょうか。
妊娠の可能性はありますか。
看護師さんからは、「補充している割には低いというだけで、移植自体に問題はありませんから」と言われました。
5日目 拡張胚盤胞 ABグレード と、私にはめったにない良い
胚盤胞だったので、移植してよかったのか不安です。
先生は、どのようにお考えでしょうか?
回答お待たせして申し訳ありません。
看護師さんのご説明どおりとお考えください。また、膣坐薬は影響を及ぼしたい子宮内膜のごくそばに挿入されるものですので、 例え血中濃度が高くなくとも、溶け出した黄体ホルモンの成分が直接子宮内膜に作用していると推定されます。
良好胚を戻されたようですので、リラックスして判定日を待ちましょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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不妊治療を始めるにあたり、最初の検査(子宮鏡検査)で、山下先生に子宮体癌を見つけて頂きました。他院でホルモン治療を1年間受けた後、再び山下先生にお世話になりました。そして初めての体外受精で赤ちゃんを授かることができました。今でも信じられない気持ちでいっぱいです。先生や看護師の皆様には勇気や安心を与えて頂きました。本当にありがとうございました。通院中の皆さんにも、どうか赤ちゃんが授かりますように…。
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