山下レディースクリニック
凍結胚移植
2005年9月27日
凍結胚移植を前に、生理周期5日めからプロセキソールを飲んでいて今日が8日めです。この薬以外は使っていません。これをホルモン補充法と呼ぶのでしょうか?
病院からは「卵巣を休めて卵は作らず、内膜を厚くするための薬です。体温は低温を示します」と説明を受けています。しかし、6〜7日めに36.8℃(私の低温は36.3℃、高温は36.8℃)の高温を示し、8日めの今日は36.3℃の低温に戻りました。「病院からは様子を見よう」と言われ、体調が悪かったわけでもないのに私の体では何が起こっているのだろうととても不安です。
この方法で移植をしようとした時に内膜の状態(厚み)がよければそれで移植をしてしまってもいいのですか?ほかに移植前にホルモン検査(どんな値を見ればいいのでしょうか)などするべきなのですか?それとも体温の変な上昇を考えて中止するべきですか?中止した場合、その後どんな周期の乱れなどが考えられますか?
大切な受精卵だからベストな状態で戻したいと言う思いと、結婚6年、34歳、刺激周期から4ヶ月戻せていないということから少し焦る気持ちもあります。アドバイスをお願いいたします。
使う薬から、プロトコールから不妊治療ではなかなか
これといったスタンダードが確立していないため、それぞれ施設によってやっていることはかなり違うのではないでしょうか。
したがって、プロセキソールという薬はエストロゲン製剤のようですが、当院では使っていない薬なので詳しいコメントは
できませんし、あなたの場合は点鼻薬などはつかわずに、薬をのんでいるのですか?それとも点鼻薬で自分のホルモンをとめて
ホルモン補充しているのでしょうか。
ホルモン補充というのは普通、後者のやり方をいいますが。
内膜の評価のしかたにも、内膜の厚さを測ったり、ホルモンを調べたりといくつかあるでしょうが、何が一番信憑性が高いのかも
議論のあるところです。やはり、主治医に聞きにくくてここで質問されるお気持ちもよくわかりますが、不妊治療では特に、
他のドクターの考え方、やり方をわがことのように説明するのは無理があります。詳しい情報もわかりませんし、考え方もひとそれぞれです。いちど、がんばってこの質問をそのまま主治医にぶつけてみましょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下先生をはじめスタッフの皆様にお世話になり、卒業をむかえることが出来うれしく思っております。結果がでない時が続くと、どうなるのかと不安に思うこともありましたが、自分のペースで治療していただけたことが良かったと思っております。
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