山下レディースクリニック
FSH刺激を繰り返したら・・・
2005年3月4日
もうじき36歳になります。
排卵障害、男性不妊という問題を抱えながら、1年ほどクロミッド+HMG、さらにFSH単独で卵巣刺激をしながらタイミング法、AIHを試みましたが陽性反応が出ず、体外受精を考えていた矢先、思いがけない自然妊娠をし、昨年5月に第1子を出産しました。
昨年秋より第2子を希望し、まずはカウフマンを3周期行い月経を再開させましたが、結局、周期が整わず、その後の周期で連日のFSH刺激をしAIHを行いましたが結果が出ませんでした。
現在、今後の治療方針を考えております。
主治医は2,200万、20%という精子の状態から、自然妊娠は難しいが、それでも一度自然妊娠で授かっているのだから(以前も大体そのような状態でした)今後もAIHでとおっしゃいますが、そう考えることが回り道になるかもともおっしゃいます。
私自身、年齢的にも体外受精も視野に入れて考えているのですが、やはり第1子が自然妊娠で授かっているだけにできるだけ自然に近い妊娠を夫婦ともに望んでいます。
あと1回だけ完璧なAIHを試みてそれでも駄目だったら、体外受精へ踏み切る踏ん切りがつくのではないかと思うのですが、連日のFSH刺激を繰り返すことによって、いざ体外受精に望んだ時に卵巣の反応が悪くなるのではとも危惧しています。年齢のこともあるのでしょうが、実際、お休み期間をあけているのにもかかわらず回数を重ねるごとに注射の量が増えています。
実際、FSH刺激を繰り返すことによる卵巣の反応の低下というのはみられるのでしょうか。もしそうなら、妊娠率の低いAIHで過剰な卵巣刺激を行うのはもうもったいないと思うので、もう少し検討してみたいと思います。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
FSH刺激のAIH
基本的なことですが、お一人目の出産から、治療再開までが半年たらずとかなり短いように思いますが、授乳などはもうしておられないのでしょうね?
産後数ヶ月で自然に生理が再開したり、再開をみないまま妊娠されたりすることは結構ありますが、まだ自然に再開していないときにカウフマンで生理をおこして排卵誘発をかけるようなことはあまり経験がないのですが、どうなんでしょうか。
まだ排卵のリズムが整わないのは無理ないかもしれませんね。年齢はあがればそれだけ不利というのは確かですが、ある程度自然のリズムが整うのを待つことも必要なのかも、とは思いますが。
おっしゃるように、今、FSHで刺激を繰り返すよりは、たとえば、体外受精にトライする時期をだいたい決めて期間限定でそれまではまったく自然周期でタイミングかAIHとかいう選択肢もあるかも、とは思いますが。
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